突然リストラされた父親は家族にそのことを話せない。家族もそれぞれ悩みを抱えながら家族には話せないでいた。
この家族の食事風景は刑務所のようだった。誰も今日どんな一日だったか話をしない、というか会話…
すべてがズレてしまって、なんかうまくいかないな、が続いて、「誰か私を引っ張って」って言った、だーれも引っ張ってくれない。なんかわかんない。そんなのが全部襲ってきてしまった日が一度だけあった。「死にた…
>>続きを読む曖昧であることは苦しい。白黒つけてしまえば楽になれるかもしれないことを、彼らはのらりくらりとやり過ごそうとする。
登場人物たちの苦しみは際限なく続いていくように思えたけれど、素晴らしい演奏がこの物…
リストラ仲間の同級生が一家心中したことを人づてに知るシーンがあまりに唐突すぎて理解が追いつかなかった。
SOSを発してるようには見えない人間ほどコロッと去ってしまうのは妙に説得力があるし、言われてみ…
なんだかとても「日本映画」をみた感じになった
父親像、母親像、若者像、子供像、ちょっと類型的すぎる家族像、これはきっとお伽噺なのかも
役所広司氏の登場と退場は笑っちゃった
ラストの「月の光」、演奏…
でたー黒沢清!この不穏さ!と思ったら笑えないけど笑えるシーンたくさんあって面白い
リストラされたの知ってたんなら言えよとか、嘘つくやつは大嫌いだとか、ブーメランばかりですき🤣🤣✨
終盤の家族が過ごし…
とっても面白かった、ファミリー群像劇。
スムーズに壊れていくような家族。
それでも、一旦全部ぶっ壊れて各々が死を明確に意識してからの、月の光…。これは口開けてぼーっと聞き入ってしまった。崩壊した家庭…
絶望的な現実と向き合うべきなのか、現実から逃げて空想のロマンに浸りつづけていていいのか、哲学(の入門)書を読んでるとだいたい「両極をリズミカルに行き来できればいいのだ」みたいなことがカッコよさげに書…
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