まさかの輪廻転生の残酷物語。扉をくぐり同期した身振りで時空越えるカット、その物語に台詞は不要。やっぱりソ連統治下の密告と拷問が一番生々しい。拷問部屋のために誂えられた準備室で配膳するみたいに器具を小…
>>続きを読む【第53回ヴェネツィア映画祭 審査員特別賞】
『月曜日に乾杯!』オタール・イオセリアーニ監督作品。ヴェネツィア映画祭コンペに出品され審査員特別賞を受賞した。
現代、中世など様々な時代にまたがる寓話…
中世から現代まで時間軸を浮遊するような作品。セットや衣装を作り込んでる割にサクサクと次の時代、次の時代へと進んでいく軽さがイオセリアーニらしい。そして暴力と死がいつの時代も絶える事ない哀しみをユーモ…
>>続きを読む銃
現代のパリ
とある試写室に男たちが集い、席に着くなりタバコを吸い始める
スクリーンには、中世、内戦下、革命前のジョージアの映像が映し出され……
旧ソ連ジョージア出身の名匠オタール・イオセリア…
このレビューはネタバレを含みます
中世から現代までのジョージアの歴史を、交錯する時間軸とシームレスな映像で繋いでいく群像劇。
中世では権力者、旧ソ連時代は権力側の犬、紛争時代には見捨てられた敗者として、輪廻転生のように同一の役者で演…
第53回ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞。
オタール・イオセリアーニ監督作。
ジョージア出身の映画作家:オタール・イオセリアーニが脚本と演出を手掛けた異色のドラマで、中世と現代を行き来しながら監督…
人類の争事、
それとは裏腹な、
人の奏でる楽の音色。
俗界の禍事、
それとは裏腹な、
超然とした心境。
イオセリアーニ監督らしい力強さ溢れるユーモアが反映するこの世界。
そして、幾重にも重なっ…