群盗、第七章に投稿された感想・評価(★3.1 - 4.0)

『群盗、第七章』に投稿された感想・評価

ノノ
3.9

中世から現代まで時間軸を浮遊するような作品。セットや衣装を作り込んでる割にサクサクと次の時代、次の時代へと進んでいく軽さがイオセリアーニらしい。そして暴力と死がいつの時代も絶える事ない哀しみをユーモ…

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犬
3.4



現代のパリ
とある試写室に男たちが集い、席に着くなりタバコを吸い始める
スクリーンには、中世、内戦下、革命前のジョージアの映像が映し出され……

旧ソ連ジョージア出身の名匠オタール・イオセリア…

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mam
3.4

このレビューはネタバレを含みます

中世から現代までのジョージアの歴史を、交錯する時間軸とシームレスな映像で繋いでいく群像劇。
中世では権力者、旧ソ連時代は権力側の犬、紛争時代には見捨てられた敗者として、輪廻転生のように同一の役者で演…

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4.0

第53回ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞。
オタール・イオセリアーニ監督作。

ジョージア出身の映画作家:オタール・イオセリアーニが脚本と演出を手掛けた異色のドラマで、中世と現代を行き来しながら監督…

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人類の争事、
それとは裏腹な、
人の奏でる楽の音色。

俗界の禍事、
それとは裏腹な、
超然とした心境。

イオセリアーニ監督らしい力強さ溢れるユーモアが反映するこの世界。

そして、幾重にも重なっ…

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XA12
3.4
過去鑑賞。
歴史を知ってないと鑑賞する上でどうにもなりません。
中世のシーンは絵画がそのまま動き出すようで物凄く美しかった。淡々と残酷なのに。
体感めっちゃ長かったけどもう一度見たい。配信ないのか…
88
4.0


時代が3つに分かれており、どの時代も救いようがないというか、特に現代以外の二つの時代はもう、完全に馬鹿にしてますね。

タランティーノとかって、サブカルの代名詞
で使われるんですが、この監督に比べ…

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CQ
4.0

映画史としてはイントレランスなんだけど、どっちかと言うと火の鳥っぽいなと思いながら。
暴力の歴史を悲劇にも喜劇にもせず、フラットに捉えていてイオセリアーニしか出来ないなと思わせる。
しかし描写は中々…

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3.9

オフビート感を纏い、シュールなシーンの連続。
人間が持つ暴力、その残虐性と醜さ、彼らの結束の脆さ、全てを看破し、ユーモアでもって斜に構えるような視座。

連続的に時代を行き来することによって、人間の…

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