尊厳死がテーマのお話
尊厳死を希望するラモンは若い時の事故で首より下が不随となる全身麻痺の状態に
これは本人しか分からないことだと思うし、もし自分の身近な人が安楽死を望むならその意見を尊重したいとは…
本人が尊厳死を望む理由は
「尊厳がないから」
…答えなんか出ない…
実在のラモン・サンペドロさんの手記『地獄からの手紙』(Cartas desde el Infierno; 1996)の映画化。
…
ラモンが「四肢麻痺を抱えるすべての人」の立場ではなく、あくまでラモン・サンペドロとして主張していたところに非常に好感が持てた。
原題の『Mar adentro』はスペイン語で「内なる海」という意味…
尊厳。尊厳がなければ生きている意味を見いだせないと思う。泣きながら見た。
安楽死を合法にしてほしい、日本でも。
個人を尊重してほしい。安楽死を合法にしたら同調圧力だの日本では言うがふざけるなと思う…
銀幕短評(#538)
「内なる海」(原題)
2004年、スペイン。2時間5分。
総合評価 84点。
うつくしい映画ですね。死を語ることは、おのずと生を語ることですね。ふたつを分けて考えることは…
実際に出版された主人公の本をもとに作られた伝記映画。ハビエル・バルデム演じる主人公の微笑みをたたえる雰囲気が良い。意志の強さ、聡明さの表現。
ストーリーの進行とともに新しい体験や喜びを味わう主人公。…
若い頃に海へのダイブに失敗し骨折、四肢の麻痺という障害を負ってしまったラモン(ハビエル・バルデム)は、その状態で50年生きてきた今、キリスト教系の派閥が強いスペインにおいて認められていない尊厳死を求…
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