■溝口健二監督、京都・祇園の色街で働く姉妹の物語〜■
万亭や芸妓、舞妓のある「祇園甲部」ではなく、数段格下とみなされる「祇園乙部」を舞台。
義理人情に厚く男に従順な姉・梅吉(梅村蓉子)と…
『浪華悲歌』と同年に制作された本作『祇園の姉妹』は、スタッフ・キャストからして、『浪華悲歌』の姉妹編と言えるものであり、伝統的で、男に尽くすタイプの姉(それは、1933年作の『瀧の白糸』でも35年…
>>続きを読む芸妓が男性にいいように慰みものとして使われてることへの悲観とその男性をうまく転がしていい生活を手に入れようとする手練手管がずっと哀しい。
芸妓も客も、人の心を弄んでポイの世界。姉も姉だし、妹も妹。…
一気観でした。山田五十鈴のための役どころ。啖呵きれる女優。戦前の映画ばかり観ているが、女性問題がテーマのものが多い。社会保障もない時代、生活は大変だったと思う。ましてや昭和恐慌。果たして女性が自立し…
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ふたりで生きていくために しあわせになるために どうしたらいいかとおもちゃは考えていて 心を手放した 騙される前に騙した 大事な家族を守るために
梅吉姉さんは 誰かを想っているようで 結局は自分…
溝口健二監督の観る
芸妓の姉妹梅吉とおもちゃ。
店潰した男でも離れられない
姉が歯がゆい妹は策略練って
二人を別れさすが
脚本 依田義賢
また観る
男への情に厚い姉と男は金づると割り切
ってる…
©松竹 大谷