ドライヤーは本作で視線劇を確立したと思う。妻イダ(アストリード・ホルム)を虐待する夫ヴィクトル(ヨハネス・マイヤー)を回心させようと乳母マッス(マチルデ・ニールセン)が画策する物語である。マッスのク…
>>続きを読む性差別を「相互の歩み寄り」みたいな無責任な甘っちょろさではなく、「男性性からの脱却」に重点を置いているところが素晴らしい!!
特筆すべきは、
この映画は、もっとフェミニズム映画の文脈で語られるべ…
モラハラ夫を撃退する方法だった。
今だと、気軽に「逃げてーっ!」案件だけど、100年前だとそれも難しいんだろうねぇ。
とりあえず、傲慢な夫に妻の価値を認めさせたのは良かった。
うん、100年前も…
丁寧丁寧。さすがにトーキーならもっとスムーズになりそうだが、悪い印象はない。布と扉。老女が反撃の狼煙をあげるとき部屋を布でいっぱいにする。それを投げ捨てていた夫は、いつしか洗濯物を潜って移動し、ネク…
>>続きを読むドライヤーによる1925年のサイレント。説教くさいか胸くそかで素直に見れないかと予想したが意外にさっくり面白く観られた 古典的モラハラ食卓風景とピアノ演奏の組み合わせ結構いいな…… 漫画好きな人がサ…
>>続きを読む「ホームドラマ」と謳っているだけあって、ドライヤーにしてはとても分かりやすい作品。
一日中家事育児に追われている妻イダに対して暴君のようにふるまう夫ヴィクトル(失業中で常にイラついている)。精神的に…
モラハラ夫説教映画。男はクソ、マジ不変。序盤は田中澄江ばりのイヤミ台詞で妻を虐める夫が乳母の再教育によってまんまと更正してしまうのは、成瀬巳喜男の諸作品で夫婦という地獄を見せられている身からするとず…
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