石油掘削の上下運動を捉えた冒頭に一気に惹き込まれる。鑑賞前の堅苦しく平板な印象とは裏腹に、縦横に動くカメラと連動するように物語にも全く淀みがない。さらに荘厳でいて軽快なスコアが彩りを添える。ダニエル…
>>続きを読む20世紀初頭アメリカの石油ブームで財を成した孤独な男ダニエルの物語。産油利権は争いを生み強い精神力がなければ破滅する。孤児を連れ同情を誘い採掘可能な土地を探すが、教会の建設に金が必要な宣教師にまとわ…
>>続きを読むダニエルが経済的成功と比例してどんどん孤独になってく様は痛烈。
宗教を持ち出すことで、神に祈る側の人間と、神ではなく自分の手で成功をつかむダニエルとの対比が面白く、ラストシーンは神にでもなったつもり…