ざくろの色の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

ざくろの色1971年製作の映画)

THE COLOR OF POMEGRANATES

製作国:

上映時間:73分

ジャンル:

4.0

「ざくろの色」に投稿された感想・評価

ms

msの感想・評価

4.1
目を開けたまま夢を見ているような感覚。全カット、全シーンが絵画のように美しく、パラジャーノフの作り上げた美の世界に陶酔する。
観終わった後にあらすじ解説を調べて「ああ、そういう話だったのね」とようやく理解した。理解したけど、だからなんだということもなく、ただ画面に映る絵のひんやりとした色や構図を見るだけで目が幸せだった。
王妃も詩人もその他のメイン登場人物はみんな1人の女優が演じてると知って心底驚く。性を超越した魅力的な佇まいの女優さんだ。

まったく知らなかったアルメニアという国にがぜん興味が湧いた。東欧のエキゾチックな雰囲気、たまらないなあ。

話はまったく違うけど、画面から漂う「夢の中」感はヤン・シュヴァイクマイエルの『アリス』をちょっと思い出した。
私には難しい世界観
最初から最後まですごく綺麗だったが詩人の一生に関して理解が出来ず。
でも印象的なシーンがとても多かった。
黒い服を着た沢山の男性達が固まって林檎を食べるシーンはなんか気持ち悪かった(音が)
あと羊の屠殺シーン、生首を水道の上に並べると水道から血が流れているように錯覚してしまう…。
宗教観とかも分からないから字幕は流し読み…映像のインパクトが強過ぎるから解説読みます。
アルメニアって何処だ。
映画館でこの監督作品のオールナイトとかやってないのかな、みたい

内容はうおおん?分かんない…っと私は思ってしまったけど、だからこそ画面がすごいのかも

みんなでりんご食べてるところ可愛い
C

Cの感想・評価

4.2
見終わってあらすじを読んだ。そんなことが描写されてたのかと納得も何もさせてくれない。映像を理解するというよりも映像に魅了される そんな時間を過ごした。映画としての芸術。
mare

mareの感想・評価

4.0
理解の範疇を越えたアヴァンギャルドな映像表現を前に一切の思考は意味を為さず極彩色の曼荼羅模様が現実の感覚を麻痺させる。イメージが先行したカオスなカットの連続は絵画的な美しさがあるし、断片的に切り取って眺めても一級品だろう。ストーリーはわからんし、理解するつもりもない。1人の男の生涯ということだけ念頭に置いとけばいい気がする。ケネスアンガーやホドロフスキーに近しい映像表現だがカルト映画というと怒られそうなので、アート映画ということにしておこう...
moe

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4.1
シルクロードの文化(アクセサリー、刺繍、絨毯の色合い)とキリスト教の文化が入り混じったアルメニアの世界観、魂の救済を願い、厭世観を持ったサヤトノヴァの世界観を1つの映像としておさめた監督の凄さ。
構図がバチバチに決まっているので気持ちいい。
Nozy

Nozyの感想・評価

4.2
自分にキリスト教、アルメニアについて、などの知識があればはまったかもしれないが、
この清廉潔白さがいまいちはまらない理由かも

特にストーリーがあるというわけではないし、わからないことも多かったけど、とにかく画面の美しさは唯一無二だし、近くで画面を見ていたら陶酔状態のような気分になった
i

iの感想・評価

4.5
言葉もストーリーもよくわからないけど映像は完璧 どこを切り取っても絵画みたい
絵画的。つまり映像と対比して、平面・静止画としての美しい。 そもそも映像を、被写体があらかじめ動いている(生きている、呼吸している)もので、それをとらえるところから始まるものと考えたとき、逆に平面で静止しているものは映像的には死んでいるように見える。 リンチやグリーナウェイの映画が正にそうで、生きているものが死体のように見えてどきっとするというのが、この二人。 パラジャーノフの映画はまるっきり反対で、静止画が動き出すことで絵に生命が宿る瞬間をとらえている。そのためにはあらかじめ動いているものを止める必要があるのだがこの映画はぶっきらぼうで特徴的なジャンプカットを用いて、映画から被写体が静止する瞬間を取り除き、被写体が動き出す瞬間だけを繋いでできている。映画の主題は詩人の生涯である。詩というものを、ひとつの文章の中でもっとも力強い上澄みだけを集めたものとして考えるとするなら、純度の高いその部分以外の文脈を全て取り払ってしまうこの表現手段は大変理にかなっている
やす

やすの感想・評価

4.1
映画というより映像作品と言える作りだろうか。好き嫌い分かれそうだけど、なんだか見てしまうタイプのやつ。ここがこうだから、こうおもしろいと言うのが難しい。映像に引き込む力はあったと思うし、もう何回か見そうな気がする。
サイズ感覚がわからなくなる部分とかがあるが、後から人が重なって空間がわかるようになる部分とかとりあえず好き。
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