狂った一頁に投稿された感想・評価 - 70ページ目

『狂った一頁』に投稿された感想・評価

べ

べの感想・評価

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川端康成原作のアヴァンギャルド映画。
表現主義的だという前評判は知っていたが、無声映画で白黒で文字による語りもほとんどないこの作品でどのようにそれを表すのだろうと疑問だった。しかし、観てみると役者の…

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映像芸術としてとても勉強になる一本です。現実と妄想と幻想が入り交じり、狂気と理性の間を行ったり来たり。フリッツラングのメトロポリスより少し前に作られていることも興味深いです。
遥

遥の感想・評価

3.6

白黒のサイレント映画で鑑賞時間は約1時間。当時の古さを思わせる作りじゃなく映像の撮り方に二重露光を使ったりとセンスのよさよ。
精神病院の人々の不気味な感じと主人公の理性と幻想の狭間。奇妙で不気味で狂…

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さっぱり分かりません笑
でも踊り子の狂気じみた美しさは気に入りました。川端も相当キレた人なんですかね。

日本初のアヴァンギャルド映画。舞台が精神病院ということもあり『カリガリ博士』との類似が指摘されることも多いけれど、衣笠監督曰くこの時にはまだカリガリは見ていなかったらしい。患者の妄想が視覚化されたり…

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しお

しおの感想・評価

3.7
精神病棟の風景に狂気を溶け込ませるこの技術と表現力が、この時代にここまで存在していたという畏怖。
光の反射や画面の切り替えの美しさもさることながら、お面を被った踊り子の異様さが何より際立っていた。

このレビューはネタバレを含みます

まず1926年、大正15年の映画が今観れるという事実に感謝や。

当然のごとくモノクロで、サイレント映画。そんでもって舞台が精神病院っちゅうことで、まぁビデオにはなかなかありつけへん作品やな。探すの…

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Moeka

Moekaの感想・評価

4.1

カリガリ博士に影響を受けて作られたらしい。メトロポリスより前に日本でこんな作品作られてるってやばくない?歌舞伎とかの記録のために初期は映画とられてたのに。狂人の踊り子演じる南栄子さんがお美しい。カッ…

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吉田

吉田の感想・評価

3.0

暗闇の撮り方がカッコいい。内容はアバンギャルド過ぎるが徐々に物語の輪郭が見えてくる。映画の範疇にギリギリ留まっているところに職人気質な部分を感じたものの、冒頭のシーンが必要だったのかどうか自分には分…

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yumi

yumiの感想・評価

3.5

授業で観たもの。めちゃめちゃアーティスティクなトーキー映画。アバンギャルドな映画としてこれを観たけど確かに新感覚だ。途中途中退屈だし、ワザとなのか現実も妄想の世界の線引きがなく物語が進んでいく為、訳…

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