衣笠貞之助製作・監督作品。
川端康成原作・脚本。
日本映画初のアヴァンギャルド映画。
映画評論家・映画製作者の岩崎昶をして『日本で生まれた最初の素晴らしい映画だ、と私は確信を持って断言する。そしてま…
主人公のDVで精神病院に入院した妻。主人公はその贖罪のために、妻がいる病棟で小間使いとして働いている。そこへ娘が面会に来る。娘は金持ちと結婚できそうなのに母親が精神を病んでるために、うまくいっていな…
>>続きを読む日本の無字幕、サイレント映画。
監督衣笠貞之助、脚本川端康成(1926)
嵐の夜の某精神病院。入院患者の奇行が次々写し出される。一方入院している妻の様子が気になりここで雑役夫として働く男。病院で娘…
マジで面白い「狂った一頁」
前衛的でも難解でもなくモダンホラーの先駆けです。
サイレントであるのは分かってましたが無字幕とは知りませんでした。でも無字幕だからこそ醸し出せる狂気(ポエム)が味わえ…
脳病院を舞台に展開される、日本初のアングラ映画。
この手の映画の話題になると、まず「アンダルシアの犬」が筆頭に上がるが、本作はその二年前に作られているし、当然ながらもっと映画としてしっかりと作られ…
筋がよく分からず、オーバーラップ多用など技巧に走りすぎ感もあるが、ヤバいもの作ってやろうという製作陣の気概は感じられる。
冒頭のダンスと楽器の嵐のようなモンタージュ、精神病棟の廊下(「ショック集団」…
川端康成脚本名義(実際には川端や横光利一ら新感覚派作家の合作らしい)のアヴァンギャルド全開でドイツ表現主義なやつ。多重露出や早送りなど面白そうなアイディアをとにかく入れまくり、ストーリーあるんだけど…
>>続きを読む主人公は精神病棟の小間使い。彼は自分の虐待によって妻を狂わせてしまい、その贖罪として妻が入院している病棟で働くことにしたのだった。
ある日、主人公の娘が母に婚約の報告をするため面会に訪れ、父とも久々…