イギリスの監督、マイケル・ウィナーの西部劇。彼はレオーネの西部劇を批判しているが、なるほど、どちらかというと、ウィナーは古風な伝統的ハリウッド西部劇に、社会派のテイストを加えた仕上がり。お尋ね者を追…
>>続きを読む『狼よさらば』『センチネル』の監督の隠れた秀作ウエスタン。70年代らしい荒涼とした雰囲気が特徴でもある作品。
悪徳保安官が町を牛耳る構図がイーストウッドの『許されざる者』に似ていて、ストーリーテリ…
話の筋を見るとクリント・イーストウッドの「許されざる者」に似ている。
殺人者を追ってきた保安官が別の町へとやってくる。
そこでは部外者として非難の目に。だが保安官は法律がすべてとばかりに、ひとり町…
TBS版吹替を鑑賞。海外出張中に酔って暴れた社員の過失により老人を一人殺してしまった大企業の社長、その企業との仲に波風を立てたくない大統領、事件の起こった現地の正義に燃える首相の、三者三様の思惑が交…
>>続きを読む法に身を委ねて非情に生きる保安官の心の機微を描いた西部劇。全スタッフをイギリス人、全キャストをアメリカ人で構成。
人の心にある情けと赦しは、法に優先すべきか否か。人間社会の永遠のテーマ。
バノック町…
「農場を見た?」
「虫食いトウモロコシ、裏には干からびたジャガイモ」
「ハエが喜ぶ牛数頭とカラスだけ」
「でも、あなたよりマシね」
泥酔時の過失で殺人を犯したカウボーイ集団を法執行官が追跡する。“…
CS放送、字幕にて初。主役が実年齢50代終盤のためか緩い動作に見えたが、むしろキャラ特性に合わせた動きに気付くと面白さが見えてくる不思議。ズームを多用する表現は好きなので、あまり見なくなったカメラワ…
>>続きを読むマイケル・ウィナーではこれがかなり面白い。強い保安官が強すぎるが上に皆から憎まれ必要とされなくなる・・・70年代の西部劇末期らしい陰鬱なプロットが秀逸。
座っていたロバート・ライアンが会話中にミル…
悪役のはずのリー・J・コッブは清濁併せ呑むタイプの統治者として描かれる。
雇用者の不祥事を隠す一方で、土地と人生に誇りを持ち、人種差別を憎み、人命を尊重する面を持つ。
対する主人公のランカスターは…