このレビューはネタバレを含みます
「私もいいこだから、薬を飲もう」って言ってあーーって口開ける加山雄三がズルイ!ニクイネ!ミツビシ!って言いたくなるね
「俺はこじきがスカねぇ、人に頭をペコペコペコペコさげて、男のすることじゃネェ」こ…
黒沢監督の時代劇はあまり観ていないのですが、BSで観ました。
ヒューマニズムですね。挿話の重厚感。
数人の人々がまだ出てこない主人公赤ひげについて青年医師に語る。
「悪い奴ほどよく眠る」と同じ手法で…
精神的ダメージを受けた女性に対してどのようにケアをしていくか・保本医師がどのように成長していくか・社会的弱者に対してどのように治療をしていくかといった様々な論点があったが、「精神的ダメージを受けた女…
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療養所で生活の世話をするおばさん達がいちばん輝いてみえた。善し悪しの区別を第一とする人の輪がそこにあった。療養しつつ共に働くおとよ(二木てるみ)を、娼家の女主人(杉村春子)が迎えに乗り込んできたとき…
>>続きを読む主役は赤ひげ(三船敏郎)だけど物語は保本(加山雄三)の成長ストーリー。
前半の六助や佐八のストーリーより後半のおとよや長坊のストーリーの方が好きかな。
麻酔なしで開腹手術して腸が出てきてしまった…
黒澤明の医療モノ。不服のまま赴任した診療所で赤ひげと呼ばれる医者に出会う。ブラックジャックと少し似た雰囲気を感じた。エンターテイメントと芸術性の見事な両立。佐八の独白、微妙な陰影によって顔面に死相が…
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