即興演出の試み自体は面白く会話の湿り気はえげつないが、編集がタルい。
長回しの間に橙色の画像を入れて時間を飛ばす荒っぽいやり方には流石にドン引き。
しかし、この不穏な空気を演出するのに長回しが一役買…
諏訪監督のは先日みた『ユキとニナ』のときも思ったんですけど、もやがかかったみたいな淡い色あいに、定点カメラみたいな長回し、とにかく長回し。ユキとニナは女の子2人のストーリーだったし、この長回しはセリ…
>>続きを読む帰れない二人に続いて不完全なふたり。
離婚寸前の冷え切ったカップルのやりとりが、画面のこちら側にもギスギスと伝わってくる。
喧嘩しても仲直り、を繰り返す二人に最後待ち受けているものは…?
ル・シネ…
別離でもあった扉の使い方!自ら閉めておいてそれでも何とか自分を理解してもらいたい思いが伝わってくる。定点置くとずっと見詰められる感じがしてヒリヒリする。彫像の効果も見えたなあ〜
duoでもあった諏訪…
愛情というものは初めのうちこそ絶え間なく流れ続けるものだろうけど、15年の月日がその流れを次第に鈍くしてしまい、この2人のように突発的に堰き止められてしまうこともあるのだろう。即興演出だからこそ男女…
>>続きを読む離婚間近の男女の会話やそこに漂うどんよりと重たい空気によって、自由と表裏一体の孤独を浮かび上がらせる。ドアで仕切られた部屋のどこに固定したカメラを置くか、あるいはどのタイミングで観客は役者のアップを…
>>続きを読むフィックスで長回しの映像は、2人の間に漂う閉塞感や停滞感、気まずさから鑑賞者が目を背けることを許さない。同じ場面上でも時間の経過を示す一瞬のブラウンスクリーンへの転換が、エモーショナルなラストシーン…
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