泥の河の作品情報・感想・評価(ネタバレなし)

『泥の河』に投稿された感想・評価

藤田弓子さん演じる食堂を営む主人の妻、貞子はユーモアはあるが生真面目な夫に対して、いつでも明るく元気で、食堂を明るく照らす太陽のような大阪のお母ちゃん。旦那が突然2、3日失踪した時は、さすがに髪を振…

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森達也監督がニューズウィーク日本版に映画評を書いている。今週は、本作だったのと前々から何故かNetflixで配信されて気になっていたので再見する。公開当時世は、SF映画時代で、日本映画の貧乏には辟易…

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ゆき
4.0

目線

モノクロの中でも、すごく眼が活きている作品でした。
あの時に囚われた大人たちと目の前の現実を見て生きる子供たち。
目線が違うけれど同じ世界を生きている不条理。
生命の終わりがなんともあっけな…

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neroli
4.5

1981年に公開された小栗康平監督のデビュー作。
原作は、宮本輝氏、太宰治賞受賞✨
 
大阪の中之島を下って流れる安治川の河口の近くの橋のたもとにある、しがない食堂の子「信雄」とその対岸に停泊してい…

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4.0

「午前十時の映画祭」にて。

舞台は昭和31年の大阪。
こてこての大阪弁が心地よい。

時には強烈だけど、いろんな経験をしつつ、三人の子どもが成長していく様がとても良い。演技も素晴らしい。

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ずっと臭そう、。最早戦後ではないの新聞記事とのギャップにヒリヒリする。銀子ちゃんのやけに"大人の女"っぽい姿は予後が悪くつらい。
tttttk
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「子供の視点を通して描くことで、自身の実人生と照らし合わせて考察することができるのである」というような一文を、原作の解説文かなにかで読んだことを思い出した。

好きで生まれたわけじゃない、は大人にし…

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あまりに圧倒されてしまって今まだ動けない。鼻の奥がずっと酸っぱい

我が時代、我が生まれ故郷のノスタルジアに感慨深いものがある宮本輝原作、小栗康平監督の下町人情映画の傑作。河岸のうどん屋できんつばを焼く父板倉晋平田村高廣と働き者母貞子藤田弓子共、私の両親の雰囲気そっ…

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ロミ
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終戦から約10年後の大阪/中之島の河ぞいを舞台とした、9歳の主人公が日常の中で垣間見る[死]と[性]についてのある夏の物語。

簡潔な筆致の原作に対して大人側のウェットな感情が追加された感のある映画…

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