当時を語る傑作だと思います。
戦後、貧しさ、毎日の暮らし、幸せを感じる心…。
四の五の言わない、名もない子役は、正に名優です。脇を固める俳優達の演技については言うまでもありません。
銀子が、米を触り…
ブルースブラザーズやインディ・ジョーンズと同じ81年にあえての白黒
子供たちの表情
影のある、何かしら抱えてる登場人物
少ないセリフでもそれぞれの背景が見えてくるすごい
周りの大人たちの優しさ
加賀…
暗い話なのかなぁって勝手に想像して勝手に観ないできたけど、すごくよかった。
戦後の傷を抱えた大人と、それを知らない子どもたちの話。純粋であるがゆえの残酷さというか、日本版スタンドバイミーみたいな映画…
このレビューはネタバレを含みます
終始仏頂面の信雄が見せる最後の涙に人夏の出会いと別れの寂しさが増幅する。
大人が見ていない間に子どもたちはお互いの顔を見て会話し、語る。
子供だからと何も考えていないように見えても、何かを常に考えて…
宮本輝は、人を選ぶ作家だと思う。
とても汚い物の中にある美しさや、命のある種ギラギラとした輝きを写し出すのが上手い作家さんだなと。
「泥の河」は、彼の処女作で原作も凄いなと思いますが、この映画も凄…
昭和30年の大阪の川辺での貧しさを子供の視線で描いた作品。
昭和56年の日本映画といえば、『駅STATION』、『セーラー服と機関銃』など普通にカラーの映画が当たり前だったのに、本作のモノトーンは…
タイトルから重厚な人間ドラマ的な作品を期待してたが、実際は少年の一時の出会いと成長の話だった。
全体的に少年の日々を描くだけで、ストーリーが薄い。大きく心情の変化が出そうなエピソードがあるのに、展…
木村プロダクション