観てよかった。人として大切な何かを思い出させてくれる。子供の純粋な友達関係、それとは地続きにはいかない大人の視点。色眼鏡で見ちゃうんだけど大人ってそういう生き物。大人になった今だからこそ判る物語の切…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
昔読んで面白かった「青が散る」と言う小説の原作者の宮本輝さんの小説が原作とのことで見てみました。
戦後10年経った昭和30年。世の中は神武景気で沸き返ってっいる世間の片隅で貧しい人々が助け合いながら…
戦後の変わりゆく中を必死に生きる人たちと、少年の出会いと別れの話。
あんなに純粋な友情関係が尊すぎて、泣いた。
そして、その最後が切なすぎて、泣いた。
純朴で無垢な少年はこうやって大人になってい…
この時代に生まれたわけじゃないのに
こんなにも共感できて
胸がギュッとなるなんて、
日本映画はすばらしいな。
主役の男の子の朴訥感が最高だし、
軍歌を歌うきっちゃんに続きを歌ってと
せがむお父さん…
とにかく胸を締め付けられる。
いろんな立場での視点と子供たちの目線で物語は進む。
子供たちがとても可愛く、映画ということを忘れるくらい自然で素晴らしかった。
キャストも良いし、これが初監督作品な…
戦後という時代背景を十分に感じられる内容であるのに加え、人が生きていくことの大変さや、人と人とのつながりの重要さなどいろんなものが詰まっている作品。
働いてお金を稼ぐことについて、この世のなかには…
古いっちゃ古いけど80年代なので
全編モノクロなのは物語の舞台設定が
戦後10年ごろだからか
モノクロでも映像はわりと鮮明で
陰鬱なわけではなく、とはいえ戦後10年の市民社会の健全さと不健全さが同…
木村プロダクション