泥の河に投稿された感想・評価 - 53ページ目

『泥の河』に投稿された感想・評価

ええもんみたわぁ、大阪市民としても。

戦後の大阪の川の近くの風景、助け合いの面影、生きようとする力の痕跡が住居にも生活にもありありと見られる。
現代的に貧困格差の問題として捉えるのは違う気がする。…

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最初は、なんか重い作品かと思って観たが、映像が素晴らしい。重森孝子さんの脚本もいい。ぎこちないのだけれど素朴な子役たちの役が自然に見える。静かに家族を見つめる視点が最後までぶれないことに感動した。

うどん屋の息子が河を隔てて舟宿で暮らす姉弟との交流で感じる世界。

実際は映像や作品でしか見たことないけれど、1981年の作品とは思えないくらい昭和30年頃の大阪の空気が作られてて驚く。新聞の書式や…

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3786

3786の感想・評価

2.5
ここまでモノクロが似合う映画もないなと思った。音楽が少ないから悲しいように聞こえるが子供たちは楽しそうだった。
eromineo

eromineoの感想・評価

3.4

「彗星物語」を読んで以来大好きな小説家、宮本輝が原作。泥の河も久しぶりに読み返した。
とにかく3人の子供達が凛としていてとても可愛らしい。周りの大人達も皆優しくて暖かい。まさに宮本輝の世界を映像で堪…

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peche

pecheの感想・評価

3.9
宮本輝原作。

皆なにかの事情を抱えながら、精一杯生きている。
のぶおの父と母の分け隔てない優しさ、ギンコの立場をわきまえた態度が心に残る。

加賀まりこがハッとする美しさ。
好きな映画。
凡人

凡人の感想・評価

3.7

お父さん、お母さんの愛情がとてつもなく深い。訳ありだけど、だからこそ、こんなにも深い愛情を注げるのかな。

きっちゃんに手品を見せてあげるお父さんも泣きたくなるほど素敵。
それをみつめるぎんこちゃん…

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少年が思いにふけてる顔や、その時間の取り方が、余韻に浸れたり、静かに胸がどくどくした。

戦後10年経った日本・大阪の河辺で生活する人々のお話。
「もはや戦後ではない」と新聞には書かれる一方、終戦直後と変わらぬ貧しい生活。
とある定食屋の9歳の息子と、ある日突然やってきた舟…通称:廓舟で…

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ぶん

ぶんの感想・評価

3.9

あの悲惨な戦争が終わったからって、その余波が直ぐ落ち着く訳がありません。
戦後まもなく日本の人達は何となくガツガツしているイメージがあります。
皆必死なんですね。こんなはずじゃなかったと気がついて焦…

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