ええもんみたわぁ、大阪市民としても。
戦後の大阪の川の近くの風景、助け合いの面影、生きようとする力の痕跡が住居にも生活にもありありと見られる。
現代的に貧困格差の問題として捉えるのは違う気がする。…
うどん屋の息子が河を隔てて舟宿で暮らす姉弟との交流で感じる世界。
実際は映像や作品でしか見たことないけれど、1981年の作品とは思えないくらい昭和30年頃の大阪の空気が作られてて驚く。新聞の書式や…
「彗星物語」を読んで以来大好きな小説家、宮本輝が原作。泥の河も久しぶりに読み返した。
とにかく3人の子供達が凛としていてとても可愛らしい。周りの大人達も皆優しくて暖かい。まさに宮本輝の世界を映像で堪…
お父さん、お母さんの愛情がとてつもなく深い。訳ありだけど、だからこそ、こんなにも深い愛情を注げるのかな。
きっちゃんに手品を見せてあげるお父さんも泣きたくなるほど素敵。
それをみつめるぎんこちゃん…
戦後10年経った日本・大阪の河辺で生活する人々のお話。
「もはや戦後ではない」と新聞には書かれる一方、終戦直後と変わらぬ貧しい生活。
とある定食屋の9歳の息子と、ある日突然やってきた舟…通称:廓舟で…
あの悲惨な戦争が終わったからって、その余波が直ぐ落ち着く訳がありません。
戦後まもなく日本の人達は何となくガツガツしているイメージがあります。
皆必死なんですね。こんなはずじゃなかったと気がついて焦…
木村プロダクション