東京暮色に投稿された感想・評価 - 37ページ目

『東京暮色』に投稿された感想・評価

うどん

うどんの感想・評価

4.0

このレビューはネタバレを含みます

振り返ってみれば終始ギスギスでシリアス。
高橋貞二の漫談のようなシーンはあったけど。

有馬稲子さんは終始つんけんどん。笑みを見せない。でも美しい。
最後、あのまま亡くなるとは思わなかったな・・・

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これ、名作では!?

子供の父親は誰か、という問い。
信じてくれという母の必死の弁明。

自分も同じ問いを受け、傷ついたからこそ、真実が伝わる。

自分の問いがどれだけ母を傷つけているか分かってしま…

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音楽のベースもあいまって淡々としてるからっていうのもあって途中うとうとしちゃったんだけど、最後のほうであー勿体無いことしたなっておもった
なんというかずっと陰鬱なのに陰鬱さに最後まで気づかなかったっ…

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つらすぎて涙が止まらない。あまりにも残酷。凄まじい痛みに満ちた映画だった。デリカシーはありすぎるくらいでいい。
こんなに陰鬱な小津映画を初めて観るというのと、こんなに音楽が気持ち悪い映画も初めて観た。
nt708

nt708の感想・評価

2.9

このレビューはネタバレを含みます

本作は、戦後の東京に漂うひとつの雰囲気を具現化した作品なのだと私は思う。苦しい暮らしを強いられながらも、歌謡曲の明るさと空元気で何とか気持ちを盛り立てる人々を見て何とも切なくなる。戦争で親を亡くした…

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nada

nadaの感想・評価

5.0
中絶、出生の疑惑、そして「事故」など、予想外に陰惨な展開の連続で、極めてサスペンスフル。
それにしても、女性たちがむかえる境遇の過酷さに比べて、男どもは実にいい気なもんである。

再見。小津映画の中でこれほどまでに言葉の響きが切実に聴こえてくる映画はあっただろうか。もちろんそれは声だけにとどまらず、最後の子供をあやすおもちゃの音の響きなど、細かな美術装置の音の聞こえ方にも当て…

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小津さんぽくなくて、なんだか面白い。ヒッチコックでいうところの逃走迷路かな。どっちも好き。本人たちは、違うって言うと思うけど。
Jaya

Jayaの感想・評価

4.1

このレビューはネタバレを含みます

杉山孝子・明子姉妹と、父周吉、そして生き別れの母喜久子を巡るお話。ちょいちょい鉄路が映ると思っていたらまさかの轢死。死んだことにして「一からやり直」すオチかとも思いましたが…。

孝子と明子、周吉の…

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『エデンの東』の兄弟を姉妹に変えての翻案とのことだが、それなら親の設定も逆にしたほうが良かったんじゃないかと思う。

記者の中で有馬稲子を待つ山田五十鈴は切ない。
『四季の愛欲』のラストと同じ女優と…

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