このレビューはネタバレを含みます
振り返ってみれば終始ギスギスでシリアス。
高橋貞二の漫談のようなシーンはあったけど。
有馬稲子さんは終始つんけんどん。笑みを見せない。でも美しい。
最後、あのまま亡くなるとは思わなかったな・・・
…
これ、名作では!?
子供の父親は誰か、という問い。
信じてくれという母の必死の弁明。
自分も同じ問いを受け、傷ついたからこそ、真実が伝わる。
自分の問いがどれだけ母を傷つけているか分かってしま…
音楽のベースもあいまって淡々としてるからっていうのもあって途中うとうとしちゃったんだけど、最後のほうであー勿体無いことしたなっておもった
なんというかずっと陰鬱なのに陰鬱さに最後まで気づかなかったっ…
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本作は、戦後の東京に漂うひとつの雰囲気を具現化した作品なのだと私は思う。苦しい暮らしを強いられながらも、歌謡曲の明るさと空元気で何とか気持ちを盛り立てる人々を見て何とも切なくなる。戦争で親を亡くした…
>>続きを読む再見。小津映画の中でこれほどまでに言葉の響きが切実に聴こえてくる映画はあっただろうか。もちろんそれは声だけにとどまらず、最後の子供をあやすおもちゃの音の響きなど、細かな美術装置の音の聞こえ方にも当て…
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杉山孝子・明子姉妹と、父周吉、そして生き別れの母喜久子を巡るお話。ちょいちょい鉄路が映ると思っていたらまさかの轢死。死んだことにして「一からやり直」すオチかとも思いましたが…。
孝子と明子、周吉の…
『エデンの東』の兄弟を姉妹に変えての翻案とのことだが、それなら親の設定も逆にしたほうが良かったんじゃないかと思う。
記者の中で有馬稲子を待つ山田五十鈴は切ない。
『四季の愛欲』のラストと同じ女優と…
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