暗夜行路のような重く暗い人生の陰と
“家族”の崩壊…
徹底的に救いない悲劇の傍で
周囲の無関心/残酷な無責任さは大げさなまでに軽薄に描かれ、マスク姿の原節子や喫茶店での刑事のとにかく不気味な演出の…
結局ー。
孝子と明子は実の母(山田五十鈴の、後ろめたさと娘たちに対する愛情が同居したような雰囲気がとても良かった)と和解することはできなかった。
父はいつでも娘たちを思い心配していたが、娘を救うこと…
国民の父といわれた笠智衆がどんどん私の中でも父になってきて、最後の姿がなんだか切ない。
幸せになって‥‥と思う。
特に理由が明かされないまま父と子どもたちで構成される小津のファミリー映画にしては珍し…
母親に捨てられ父子家庭で育った姉妹、夫と上手くいかず子連れで実家に帰ってきた長女、軽薄な学生に騙された次女、不幸な境遇にあっても生きていかないといけない。
どうなるか分からないがとりあえず頑張って…
小島秀夫監督がおすすめに挙げてて小津映画っぽくないラストや暗い描写を賞賛してて見たくなった
笠智衆氏に原節子氏に家族と日常の描写、そして固定ショットで久しぶりに小津映画見たなって感じ
人間関係や…
小津映画を観ることこそ究極のドーパミンデトックス!
それにしても小津安二郎の男女の恋愛に対する不信感の徹底ぶりは凄まじい。
親と子、母と娘の結びつきに神聖みをおいているように思う。
性愛的なもの…
松竹株式会社