本当に家族ってなんでこんなに複雑で、難しくて、めんどうで、それでいてなににも代えられないほど大切なんだろうねえ
迷惑かける不良の弟、リウマチを理由に嫌味を言う陰湿な後妻、我関せずの父親、その中で気…
日経の『私の履歴書』で岸惠子の映画を観たくなったから。
しんどい要素は少なからずあった。
家父長制は大嫌いだけど、幸田文がお正月に茶碗を塩水で清めて父と言葉を交わす真正なエピソードが、高校の時に読…
女優、田中絹代に初めてイラつきを覚えたがそれが見事に終盤で生まれる彼女への同情と結びつきその対比があってこそ人の温もりが感じられた。
寂しい家族のように思えた関係が、弟の病気を通してそうではないこと…
原作は未読ながら、親子・姉弟関係を綺麗に描いていて良かった。派手な音楽や強い絆で結ばれた姉弟、寡黙ながら親として支え続ける父。特に身体のこともあって自身の不満を思わず子ども達にぶつけてしまう継母が良…
>>続きを読むあの幸田文の代表作、『おとうと』が原作である。
幸田文の実際の経験を元にしており、彼女の父幸田露伴にあたる父親の作家役を、父に有島武郎をもつ森雅之が演じているのが感慨深い。
この映画は名カメラ…
ある若き女性を主人公に、その女性と弟の愛情や、小説家の父親や義母との関係を描いた、市川崑監督の代表作。技術面では、銀残し(フィルムの現像中に、ブリーチ処理を意図的に省いてフィルムに銀を残すことで、映…
>>続きを読む子供の頃、TV(当然民放アナログ放送w)で観た記憶があるのですが、凄く印象に残ってました。
それでも細部までは覚えてなかったのですが、いま観ると、とても危ういと言うか、なんかハラハラしますね。
とい…