No.3304
『地獄のような家族なのに、なぜかジーンとしてしまう』
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デヴィッド・フィンチャー監督『セブン』や、スピルバーグ監督『プライベート・ライアン…
◯監督市川崑。脚本は和田夏十ではなく成瀬映画の常連水木洋子。「銀残し」と呼ばれる特徴的な画面は稀代のキャメラマン宮川一夫によるもの。原作は幸田文、自伝的作品でもある。山田洋次の『おとうと』はこの市川…
>>続きを読む私たち世代は、市川崑と言えば角川映画あたりがリアルタイムで、カッティングの神様みたいに思っていましたが、この1960年作品は、「銀残し」という現像手法で技術的挑戦だったとされているそうです。
岸恵…
このレビューはネタバレを含みます
ラスト…。泣いて油断してたら思わぬ角度からこられてヒェッとなった
カラーとモノクロの間みたいな彩度低めの独特な色合いが作品の雰囲気にマッチしてた。でもなんで赤とか紫は鮮やかなんだろう不思議だ
田…
なんと…いう終わり方…!
1人の病気や死をきっかけに再生するということは本当は再生ではないと思う。
幸田文さんの小説の読み方がまたひとつ深まる。
建物の中がほの暗く、全体に靄がかかってる。
一…
このレビューはネタバレを含みます
銀のこしで有名な市川崑監督の名作
川口浩さんが見たくて鑑賞!姉さんに迷惑かける弟の役なのだけれど、いいねえこの川口浩さんは…うざったくてどうしようもないんだけど2人が喧嘩するシーンは愛らしくて常に良…
厭な家族映画。市川崑はクールでモダンなコメディも素晴らしいが、人間の悪意や弱さを見据えた辛辣なドラマを面白おかしく活写するときが最高だ。ベタついた所がなく、快い。銀残しによるモノクロームに限りなく近…
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