「銀残し」と呼ばれる手法が今作の美しい映像を生み出している。大正時代の日本におけるモダンと和の融合した街並みとこの時代の俳優の何とも言えない独特な雰囲気に思わず郷愁を駆られる。宮川一夫のカメラワーク…
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まず陰影の扱い方に市川崑の妙技を見た。日本文学特有の陰鬱さにうまく合致していた。
川口浩の演技が好かない。
女優陣の演技が圧巻なだけに悪目立ちしてしまっていた。後半、病床に臥せってからの演技はまだ…
録りっぱなしのBlu-rayお片づけ強化週間
1960年の市川崑監督作品
強いコントラスト、モノクロ人着カラーのような彩度で心理的な効果を生む銀残しという手法を使った世界で初めての映画
撮影監…
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気丈なげん(岸惠子)とやんちゃな碧郎(川口浩)のやり取りが印象です。2人の喧嘩の場面は印象的で、今でも記憶に残っています。それにしても、碧郎がやんちゃ過ぎますね。
おとうとの死からラストシーンへ。…
山田洋次と鶴瓶師匠の同名の最後の展開がまんま同じでビックリ。あれってリメイクだったのか・・?専門的なとこはよく分からないけど、名匠=宮川一夫の白黒でもカラーでもない撮影が残すなんとも言えないぞくぞく…
>>続きを読むげん(姉)と碧郎(おとうと)のやりとりの一つ一つがとても愛おしいものでした。げんに手を焼かせる碧郎も実は姉をとても慕っており、優しい子なのだということが伝わってきました。年齢設定が難しいなと思う場面…
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