5人殺害した男の生い立ちと逃亡中の生活と死刑になるまで。
実際の事件の西口彰事件モチーフ。無駄なシーンが全くなくてめっちゃ見応えあった。逮捕されてる間にお父さんと奥さんが不倫してたのはちょっと可哀想…
メチャクチャおもしろいな。『楢山節考』がイマイチだったけどこれはいい。緒形拳もいい俳優と思ったことないけどこれはいい。
連続殺人犯の内面には踏み込まず、その言動だけで描いているのがいい。カトリックに…
私が選んだ今年のクリスマスムービー不穏
。
子供時代、緒形拳は直視してはならない俳優と刷り込まれており、これもその背景にあると思われる一本。自主規制したんだ、わたし。ばかね。いや、
このセクシーさ…
躊躇なく殺人を犯す狂気に満ちた緒形の演技は凄まじい。欲望を抱きながら自制する父親と対称的に思えるが、人は同じ原罪を抱えているということか。そして、甲斐甲斐しく働く倍賞と怠惰な小川も同じ女の業を抱えて…
>>続きを読むなぜ父だけは殺せないかというと、もともといないものは殺せないわけで、欲望に忠実に、軽やかに罪を重ねながら逃走する主人公の姿は魅力的。
婆さんの「どうしてそうなる!」のツッコミと、父親がぶんぶん首振っ…
このレビューはネタバレを含みます
このレビューはネタバレを含みます
第3回日本アカデミー賞受賞作品。
人の皮を被った悪魔とは、こういう奴のことを言うんだろう。
序盤で公社の2人を殺るシーンは、実に強烈でリアル。自身の小便で返り血を洗うシーンは寒気が走った。
ハルを手…
【実際にあった殺人鬼・西口彰事件をもとにした作品、だけど】
原作者の佐木隆三が黒木和雄、深作欣二、藤田敏八、今村昌平の四監督に映画化を許可して大揉めに揉めたエピソードも面白いぞ。
こっちも映画…
殺しては逃げ、ヤリまくって遊びまくって金を騙し取って…また殺さずにはいられない。そんなの長く続くはずないのに。全然そうじゃないのに穏やかに見えるし、会話がうまくてするっと人の懐に入り込む巌の手腕も怖…
>>続きを読む株式会社今村プロダクション