ゴダールの映画史に続き、こちらも映画史に贈る愛と記憶の映画。アンビエントな音と音楽が詩的空間をより味わい深くしていて、比較的短めのショットによって、次の美しい画を期待し続けることができる。正直言って…
>>続きを読む『シルビアのいる街で』の監督ホセ・ルイス・ゲリンが監督した、怪奇幻想映画!
現在の記録映像と、1930年代のホームムービーの断片画像、ホームムービーに映っている亡霊達が現れて、過去の再現映像で構成…
「映画は記憶する(記録するではなく)」という特異なテーマ。それを成り立たせるだけの創意工夫に脱帽してしまう。
監督は「非常に古い家族映画のフィルムを観ていると、既に亡くなった方々が生き生きと活動し…
開始から暫く流れる復元されたというフィルムの裏には映写機の音が鳴り響いている。現代には、中心に来た車の音が鳴り響く。であればフィルムはこの映画のうちに存在する「物」として屹立する。その後編集台の上で…
>>続きを読む写真のような映画。
過去、現在、そして形容できないもう一つの時間。そこからさらに過去、現在。
過去は演劇的に、現在は映像的に。もう一つの時間はいったい何だろうか。もしかしたら絵画かもね。写真はそれ…
まさに映画愛に満ちた映画。作品全体を支配する"儚さ"には抗うことが出来ない。実験映画ではあるものの、小難しい技術自慢は無く、そこにあるのはロマンであり、その美しさは言葉にならない。カラーパートの撮影…
>>続きを読む初ホセ・ルイス・ゲリン☆
なんとも実験的な作品。
セリフなし。
提示されるのは…
1930年11月8日、トゥイ湖でパリの弁護士フルーリが謎の死を遂げた、ということ。
彼が死の数ヶ月前に撮影した…