ペルハンが金という泥沼に足を突っ込むのも、ペルハンの息子が遺体の上のメダルを盗み出すのも、そしてそれを追いかける叔父がペルハンの妻を犯したのも、全部「悪の血族」として片付けていいだろう。多くのヒュー…
>>続きを読む久しぶりの早稲田松竹。田舎村からイタリアへと連れられたジプシーの一人の青年の成長譚は、この時期にありがちな「東京で暮らすとはこういうことだよ」的なメッセージをかなり強烈に示している気がした。
キャス…
ハンドパワーとりんご飴
同監督他作品に比べ鳥類の活躍とクズな大人が多く、2回の結婚式ドンチャンは短めながら音楽は素晴らしいです。
祭りの映像はまさに浮世離れ。エデルレジと呼ばれ、ロマ音楽とともに全て…
辛くて苦いのに癖になる、辛くて惨めなのに胃もたれしない、クストリッツァ監督の妙技でござんす。
みどころ:
バチが当たるとは何ぞや
口当たり最悪の濃厚演出
オリエンタルな音楽
いつも通り汚い画面
…
「ジプシー叙事詩」という言葉が丁度あう。荘厳な音楽と神秘的な映像の効果もあって、どこか聖書物語のように示唆に満ちた雰囲気を感じさせる寓話。原始的に描かれる人間から、人間とそれを取り巻く仕組みの本質が…
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