耳にまとわりつく絶望のノイズ。
タイトルバックとともに不穏な音が流れ、その音は次第に大きくなり、孤島で暮らす夫婦の日常に鳴り響く。故障中だったはずの電話が鳴り、平日なのに教会の鐘が鳴る。そして戦闘…
戦争から目を背けて美しい島で暮らしていても結局逃げられない。戦禍の理不尽な暴力によって人格が崩壊していく様が描かれていた。
見終わってタイトルの意味を理解する。
他人の悪夢に出演しているようだとい…
マックス・フォン・シドーのやつれる様にしんどくなる。
ベルイマンの映像的表現力を多分に感じる。
市長と二人の一連のシーン。構図、長回し、あらゆる点で鮮烈で印象的である。
戦争に厭気を感じながらも…
有るまじき醜態。
戦争真っ只中、人里離れた所に住む一組の夫婦に戦争の恐ろしさを目の当たりする。
派手な戦闘もない恐ろしい戦争映画。『狼の時刻』に引き続き、ベルイマンが戦争による人格崩壊を描く。タ…