以前鑑賞したときはあまりピンと来なかった作品だけど、今回劇場で再鑑賞したら好印象に転じた。
内容というか展開に関しては相変わらずよくわからなかったけれども、淡々とした描写の中で時折効果的に挿入され…
このレビューはネタバレを含みます
さすがのシネマトグラフ。逆に単調さが過度に演出されている気がするし、それが退屈を招いていたとも言える。
さて、シネマトグラフへの疑問はここまでにして作品の内容に触れていこう。
時代は1970年…
破壊の時代を彷徨する虚無的な魂の行き着く果て。自殺願望に憑かれた青年シャルルは活動家の友人と集会に参加しても恋人と奔放な日々を過ごしても気は晴れず、鋭敏な感性はいっそう孤独を募らせ、どうしようもなく…
>>続きを読む世の中に対する知識を増やしたり、それについて考えたりすることは、非常に危険なことだと思う。
しかし、その欲には抗えないのがほとんどの人間であり、よっぽどの馬鹿か子供しか、世界を盲目で無垢な精神性で生…
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