2024.0411
国立映画アーカイブ
観光バスから見える隅田川の様子や足立区新田(おそらく)で女の家前に掛かる、やけに細い橋など、古い東京の風景が沢山映っていて嬉しかった。
そして、母との一悶着…
成瀬巳喜男監督作品には林芙美子原作が多い。どれも世知辛く、不遇をリアルに見せるもので気持ちがザラザラするような質感が漂う。やりきれなさを感じながらもしっかり生きていく主人公の強さが演じる高峰秀子の個…
>>続きを読む大映
2024年 4月 7日 シネラ
オートバイで移動する小沢のエンジン音が聞こえるたびに、高峰のいやそうな表情がなんだかクセになる。
小雨が降り出して隣りの身寄りのない兄妹の洗濯を取り込んでる…
前半はそこそこムカムカさせられるが後半何から何まで全てがよかった
世田谷の下宿先で出会う大家さんも兄妹も夢みたいな人たちで最高。羨ましい 香川京子若い
長すぎる蕎麦に笑いながら涙が出そうだった …
高峰秀子が意気消沈して心ここに在らずのときに向こうの空で稲光り(この瞬間が無条件に良い)してからの台詞と動線のリズム感が良すぎる。まず「今日泊まっちゃえば?」に対してノータイムで「帰る」って返す浦辺…
>>続きを読む約20年ぶりの再見。ずっと東宝の映画と思っていたら大映なので驚いた。女性が自立すること。家族のうちに絶望を感じるが、夜の稲妻を見て高峰秀子が思い直す。そこから表題は取られている。登場人物の造形が端役…
>>続きを読む高峰秀子一家に対して、香川京子根上淳兄妹が配置されていて、ズケズケと空間に入り込んでいく一家とちゃんと遠慮する兄妹と動きで描写されててさすが。
浦辺粂子が絶品で、ラストも普通ならしんみりさせそうな所…