2014/9/8
1918年、右派白衛軍と左派赤衛軍とが対立したフィンランド内戦末期が舞台。
優勢に立った白衛軍は赤衛軍を殲滅するため、女性兵士でも容赦なく連行し、裁判を受ける権利も与えないばかりか…
アク・ロウヒミエス監督によって製作された2009年のフィンランド映画
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まず、この作品を理解する上で、フィンランド内戦というものを知らなければならない。1917年のロシア革命により、独立宣言をした…
戦争は、人間をたやすく破壊し、狂わせ、どんなに残酷で非人道的な行為も、すべて当たり前にしてしまう。人類の歴史が戦争の歴史であるとするならば、即ち、それは残酷の歴史でもある。国土の8割を森と湖が占める…
>>続きを読む1918年内戦下のフィンランド。
ある一つのシーンが実に暗黒で美しい。
ベートーヴェン交響曲第七番。
准士官と判事の妻はバスルームでやり始め、判事は隣の部屋で静かに聞き耳を立てる。
判事の秘密。
妻…
現在は福祉国家として知られるフィンランド。
そんな国にも悲しい歴史がある。
1917年にロシア革命が起き、フィンランドはこれを好機とみて独立を宣言。
しかし独立に関してフィンランド内は意見が分か…
1917年、長年ロシアに支配されていたフィンランドは独立を宣言。
しかし、国が独立すると前体制派と新体制派で争いが発生するもの。ロシア派の赤軍と独立派の白軍で戦争が始まる。これがフィンランド内戦であ…
原題は"Käsky(コマンド、部隊)"。英題は"Tears of April"でそのまま。
内線中のフィンランドにおける男性兵士と女性捕虜の云々かんぬん。
・・・と、よくある恋愛映画と思いきや、…
このレビューはネタバレを含みます
ミーナ最強。やっぱ女は強いんです。情に流されず、仲間との約束をきっちり果たす、オトコのような女でした。
アーロは心優しい青年。敵であるはずのミーナを他のやつらのように扱うことができない。そして愛の…