このレビューはネタバレを含みます
再現ドラマ?
ドキュメンタリー?
本当の囚人たち?
混乱の連続。
ひとつは囚人が自ら本名、出身地、家族の名前を口した事。
そこにプライバシーは存在しない。
二つめはカメラワーク。
刑務所内でここ…
血
ローマ郊外にあるレビッビア刑務所では、囚人たちによる演劇実習が定期的に行われており、シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」が演目に選ばれる
オーディションで配役が次々と決まっていき、本番に向…
タヴィアーニ兄弟が監督した作品ということで期待し過ぎたこともあるかもしれない……。
冒頭、囚人によるシェークスピアの『ジュリアス・シーザー』が演じられて始まるが、すぐに「6年前」というテロップが出…
ものすごい構成でぐいぐい引き込まれた。映画としての表現も、物語が進むにつれてどんどん洗練されていったように感じたのは気のせいだろうか。刑務所内の様々な場所で劇『ジュリアス・シーザー』の「稽古」を行な…
>>続きを読む過去鑑賞記録。
これもっと評価されて良い映画だと思うんだけどな。でも海外の囚人だからってのと、どんな犯罪を犯したのか詳細に知らないから観れるところもある。
これご遺族の立場からしたら観れないだろうし…
役を見つめる作業とは、自己省察・内省のプロセスである。
役に自己を重ね、時に投影し、役者と役柄を共に生かすことが出来れば、その舞台は成功と言えるかもしれない。
囚人演劇の試みとその効果を提示するドキ…
ベルリン国際映画祭金熊賞受賞作は、完全にタイトル通り全員本当の囚人を役者として起用し刑務所内で演じられる「ジュリアス・シーザー」。しかも刑務所内のシアターで演じるといった作り物的な方向性でもなく、牢…
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