土着的な営みにおける聖性が引き剥がされていく過程が、結婚の際に植えられた記念樹の生長と共に不可逆的に語られて泣ける。冒頭、呪術で首も繋がるし、霊験あらたかな彫像に祈れば100%雨乞いは成功する。10…
>>続きを読む“違和感と本能の同居”
積み上げて来た富を、破壊される前に。突如として現れる、”首のない人間とその首”。天道の光が照らす中、垂れ下がった乳を揺らしながら女たちは必死にくっ付けようとしている。すると息…
セネガルの少数民族のドキュメンタリーかと思いきやいきなり首なしとあるしでマジカル。押し寄せる文明と失われる故郷。この土地に呪いあれプッッッ!
ロバと共に嫁を探す男の少しずつ装備増やされてゆくのとか、…
冒頭の生首蘇生でフィクションとしながらも、近代化への思うところあるイオセリアーニの作風もここまで来たって感じ。多声楽ほかの音効果も極まってる。迫り来る伐採に象徴される文明で、アメちゃんやら漫画で原住…
>>続きを読むファンタジーとリアルを行き来する寓話的な物語
必要最低限の字幕しかないことでこちらの想像力をフルに使わされる。
とある架空の村とその文化。現代社会の問題(森林伐採)。その二つのフィクションとノンフ…
NHKで10年ぶりに"イゾラド"特集をするというので予習の感覚で見た。未知の文明による侵食というべきか浸透というべきか…流血を伴う民族浄化とも言い難いのは合意や妥協とみなす過程があるからかな。内と外…
>>続きを読むドキュメンタリーのようでめちゃくちゃ脚本ありそうだし演出も丁寧にやってそう。首を繋げると生き返る儀式から始まり雨を降らしたり風を吹かせたり魔法がさらっと描かれる。セックスして家が揺れるアニメみたいな…
>>続きを読む首が取れて土に埋まった体が出てきたと思ったらおばちゃんが生首くっつけて蘇生してびっくりした。ぬるっとマジックリアリズムだ。あくまでフィクションだよということを序盤で突きつけられた。彼らの生活の美しさ…
>>続きを読むイオセリアーニの見事な長回しがマジックリアリズムと合わさって凄まじい体験だった。マルケスの諸作品とか大江健三郎の『同時代ゲーム』とか、小説でも同じことを思ったけど、マジックリアリズムの世界ではエピフ…
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