本作にてアスガー・ファルハディ監督作品コンプリート。
最後に観た本作はフランスが舞台なのにイランにしか見えない。家の内装や食事、髭が濃い男性。
髭Aが妻と正式に離婚するために故郷イランからパリに…
複雑な人間関係を秀逸に描くのが上手くて、人間の深層心理を掘り下げてサスペンスタッチに描いているのは前作の『別離』と同じ。 前作同様、親の都合によって子供が振り回されている。 特にマリーの子供に対する…
>>続きを読む過ぎたこと
最初のワンシーンでぐっと引き込まれた今作、子役が実に秀逸。
非があると自覚していることほど、気付かないうちに固執している。
この物語に出てくる人は皆そう、過去に固執していた。
じわじわ…
フランス/イタリア発
アスガー・ファルハディ監督の脚本にまたヤラレました
人間関係を探り紐解く流れどうやったら解けるのか?「過去」に戻り場面ごとに張り巡らされた伏線を回収する、繊細に…
離婚する…
オープニングで雨の中の車のワイパーが動いている画が暗くなり「Le passé」(過去)というタイトル文字をワイパーが拭う、文字通り拭い去れない過去、という図になる。
別居中の夫と妻と、妻が再婚を考…
気まずすぎるでしょ
大人って勝手だよね
自分の気持ちに正直であることは
時に人を傷つける
自分に嘘を言ってもいい?
ってことになるけれど
やっぱり日本人的な考えが
自分の根底にはあって
目の前に映…
前作の『別離』で、イランの現代史を象徴的に背負ったような夫婦が描かれ、夫は因習(いんしゅう)のうちに留まることを求めるいっぽう、妻は逃れようとした。この『ある過去の行方』では、そのように逃れた先で待…
>>続きを読むミステリーのような構成となっており、結局何が事実だったのか、ということが少しずつ明らかになっていくような構成。ただ、その事実にそこまで興味が持てなかった。
そもそもこの映画、妻が主人公のような視点…
© Memento Films Production – France 3 Cinéma – Bim Distribuzione – Alvy Distribution – CN3 Productions 2013