暗黒迷画座 第54回
侯孝賢(ホウ・シャオシェン)監督作品
小学校を卒業し終えた冬冬(トントン)
妹の婷婷(ティンティン)と一緒に入院する母を見舞った後、父が看病に忙しいので母方の祖父がいる…
ラジコンと亀を戦わせるみたいに
近代化の波がちょっとずつ田舎に迫ってきて、子供の遊びや、老街がこれから失われていきそうな予感と人間の生きる力強さみたいなのを同時に感じられてよかった。
歳をとること…
侯孝賢鑑賞会⑥
未だかつてないほどすさまじい余韻。でも、またしても何がそうさせているのか私には分からない...
子どもたちが大自然の中で遊びまわる爽やかな画が本編の大部分を占めているけど、都会から来…
台湾版ぼくの夏休み、トトロの出てこない『となりのトトロ』。子供の視点から垣間見える大人たちの生々しいエピソード(友人の犯罪、デキ婚、知的障害者の妊娠)もありつつ、あくまでもメインは無邪気な子供たちの…
>>続きを読む冬冬の思い出がぎゅうぎゅうに詰まった夏休み。
ほのぼのとした日常の中に子供達の笑いやシリアスなシーンもドキッとしたシーンも泣けるんシーンもあって、じんわり楽しめた。
子供っていいな〜
男の子…
フレーム内に、全然関係ない人の日常を写し込むテクニックが素晴らしい。毎日なにかが起きているけど、淡々と続いていく夏休み。美しい田舎の風景と子どもの撮り方に神がかりです。個人的に台湾映画で最も優れた作…
>>続きを読む出発の日に婷婷の呼びかけに答えず、画面奥へと歩く寒子に涙。デキ婚して勘当された夫婦は許され同フレームに収まるのに、社会的に隔絶された寒子はそこに入ることが許されない(寒子自ら拒絶しているようにも捉え…
>>続きを読む小学校を卒業した冬冬(トントン)が、母親の病気のために妹の婷婷(ティンティン)と共に田舎のお祖父ちゃんの家で過ごす夏休みの日々を優しさと詩情で綴った傑作。
台湾は夏休み前に卒業式があるんだな。
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©A MARBLE ROAD PRODUCTION, 1984 Taiwan