芥川賞作品でも読んだ後のような感覚になる作品。
登場人物だれもが自分勝手、他人の欠点はわりと的確に言い当てるのに自分のことはさっぱり見えていない。人は自分の物差しでしか物事も他人も見ることができず、…
カッパドキアにある重厚な洞窟ホテルが舞台の会話劇。
壮大で美しい雪景色が印象的。
「口は災いの元」
お互いに神経を逆なでするような不快極まりない言葉の応酬で、理屈をこねくり回し、揚げ足を取りなが…
ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督『雪の轍』(2014)
観念への固執が対話によって融解していくー
それでもしがみつく肉体を許さないがための嘔吐
…
"善意"こそが地獄のはじまり。
Clingi…
[] 60点
2014年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品、パルムドール受賞作品。ヌリ・ビルゲ・ジェイラン長編七作目。毎度ジェイランのインテリカス男への圧倒的解像度に驚嘆させられるが、その頂点は本作品…
【世界遺産カッパドキアを舞台に 洞窟ホテルを営む夫婦を中心としたレスバ✧196分一本勝負】
鑑賞を迷っていたので、いつもは観賞後に拝読するレビューから入ってみた
怒り気味の方、忍耐いるよ〜って方…
記録。2014年カンヌパルムドール。196分の大作だが飽きずに観ることができた。カッパドキアで洞窟ホテルのオーナーとして裕福に暮らす元舞台俳優のアイドゥン。若く美しい妻との関係はうまくいかず、離婚し…
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