172分、全編わずか47カット。人物を映すのは遠巻きで、ワンシーン・ワンショットが監督の題名詞です。
1976年から振り返ってギリシャ現代史を描いた今作。第二次大戦の後に起きたギリシャ内戦、すなわ…
赤い旗を持ち湖を渡るひとびと、静かな行進、白鳥の群れ、悲しい唄に、水俣の怨の字の遍路行列を思う
見えない陛下と目合う描写がものすごかった、エレクトラ役(旅芸人)の俳優さんがすばらしい
「この男の…
テオ・アンゲロプロス脚本・監督作品。「旅芸人の記録」の次の作品。6人の狩人が雪山で兵士の死体を発見する。ホテルに死体を運ぶ。彼らの回想。彼らは実業家、政治家などの勝ち組だが、体制側のの癒着で成功した…
>>続きを読むギリシャ戦後史の知識がないとかなり難解な作品。
この作品、時間があちこちに滲んでいる。
現在、過去、幻想、夢、それらが切れ目なくつながっていて、登場人物が語っているのか、回想しているのか、夢を見てい…
過去と未来や現実と回想を行ったり来たりするワンカットのシームレスさにシビれる。ゆっくりと流れるワークの中には明確な区切りがないのに確かな差異が生まれているのがすごい。
第二次世界大戦後のギリシャの内…