「京都の変態もの」と言えば実相寺昭雄監督の作品で相場が決まっている。
と思っていたがなかなかこれもどストレートな作品で。
短く書くとお見合い相手が変態やった話。高尚に書くと権威的なものに抑圧されている女性が自我を確立して飛び立つ話。
予算がない、尺がないの制限があるからこそ化学反応が起こって錬金術が行えたみたいな奇跡もある。
描写(写ってるもの)自体はそんなに凄いものではないが、表現しようと挑んでいるその創意工夫、体当たりの姿勢が豊かな映画にしている。
レモン、ピンポン玉!、蜘蛛の糸、真っ赤な口紅、パンツ丸見えワンピース、脇毛、ちあきなおみ、名所で真っ裸…
上品ぶってだらだら語るのではなく、ワンカットも無駄には出来ない省エネ感で的確に語るのはドン・シーゲルみたい。
主人公らにからむやからに大森一樹。よくわからんカメオ。
真っ赤な口紅、脇毛、ちあきなおみ、観ます! 僕は毎年初詣にここに行くのですが、次回はジャケの鳥居を写メりたいとおもいます笑。
ヒロさん。 ぜひ、ぜひ観てください。「ちあきなおみ」ありますけど石井隆風味はありません。 京都なんですか?鳥居のとこでも何かやってました(笑)