私の中の三大アンダーソンの1人、ロイ・アンダーソンの久しぶりすぎる新作といったら見るっきゃない。
美術や画面の奥行き、一人一人の動きや目線まで全て緻密に作られた上で見えてくる、人間の可笑しさ。じい…
始まってすぐ、今まさに傑作を観ているんだと興奮した。
ファーストカットが全てを物語っている。
人間たちの物語。
シニカルに、しかし暖かく描かれるドラマは、笑いもあり、涙もあり、ああ、これが人生だと…
くだらないけど大切、愛おしいけど憎らしい、優しいけど残酷、二項対立が軽妙な雰囲気で描かれている。何度も笑ってしまった。間の取り方とか絶妙。人生って甘くは無いけど滑稽で笑えて楽しいよね、ってかんじが素…
>>続きを読む恵比寿ガーデンシネマで鑑賞。淡々と描かれて行く物語はシュールなコントみたいで、思わず笑える場面が多数あり。
そして後半の方では、少しだけシリアスに物語に重みが増すその展開が見応えあって面白かった。
…
初めてのロイ・アンダーソン作品。最初の場面が映った瞬間から、好きと思えた。けれど、正直中盤くらいから眠くなって、でもまた最後にはこれが監督が最も何かを伝えようとしているところなのかなという重たいシ…
>>続きを読む(c)Roy Andersson Filmproduktion AB