湯布院映画祭にて。荒井晴彦監督らの話を聞きながら。
この夏は戦争を描いた映画をいくつか見てきた。そしと、最後はやっぱりこの映画かなと。
戦時と言いつつも、みんなが同じ方向を向いていたわけではない…
戦時中、若い男、いや男というもの、皆戦争に取られてまい、女性達は、不謹慎かもしれないが、男がいなくて、皆、悶々と過ごしていたのかな?そういう主人公の女性を、しかも、独身のまだ男を知らない、男という生…
>>続きを読むきっと。
戦争へ男の人たちがいったあと、みんなが疎開をした後、その地に残っていた女たちはこうやって過ごしていたのかもしれない、と思う。
前半の清楚系はちょっとむむむーだけど、女になった瞬間、みてて目…
男を知らないまま死にたくないってゆうのは戦時中ならではの特殊な感情だけど、すごい伝わった。
トマトにかぶりつく姿に色気を感じるほど、そうゆう感情に飢えてる。
エンドロールが詩なのは良かった。
…
終戦間近の東京で生きねばならないということ。空襲に怯え、空腹に耐え、非常事態下の人間の身勝手さに憤り、全ての不条理を我慢する銃後もまた戦いであった。
その中で覚えたささやかな恋心。戦争が終わったら…
こういう戦争もあったんだろう。
抑圧されながら、ぎりぎりの最低限だけは手にしたいと欲している。
常に死を隣に恐れながら、死ななければ何を失ってもいいと言いながら、
だからこそ届くならもう少し上をと…
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