第二次世界大戦の終戦間近の東京を舞台に、19歳の少女里子と妻子を疎開させた中年男性市毛との禁断の愛を描いた作品。
空襲の恐怖に怯えながら生きる毎日で、若い男の人は皆徴兵され子供は疎開し、周りは年寄…
純文学な作品。
みんなにとって喜ばしいことが自分にとってはそうでないとか、倫理的にダメな感情を抱いてしまうとか。そういう不自由さは今も形を変えて残っていると思うから、自分のこととして想像しやすかっ…
戦局末期の昭和20年、東京。
召集や疎開で閑散とした戦時下の静けさがとても印象に残る。虫の音、家庭菜園のトマトの葉ずれ、風で揺れる硝子戸、遠くに聴こえるヒコーキの飛来音、、が静けさを助長する。高峰秀…
終戦間近の若い女性の性への渇望を二階堂ふみさんがなまめかしく演じています。
戦時下、食糧不足の他に恋愛対象の若い男も不足していたんですね。
工藤夕貴さんの母親が妻子持ちの隣家の男に惹かれる娘に戦時下…
戦争映画かと思ったら想像してたのと違った。恋愛映画でもないと思う。ただ戦争で人の気持ちがああなっちゃって、てことなんだと思う。生きるという行為が脅かされると性に走るのは人間の本能なのかなと。里子、母…
>>続きを読む【戦時下の日常】
監督自身が言っているように、これはホームドラマである。
すじとは関係なかったけど、工藤と富田の姉妹喧嘩シーンは
実は両者にとって難しい仕事だったそうだ。
特に夫と子供を空襲で失っ…
戦時中なのだがそれ程、悲惨な事も起きず、凄惨なシーンもなく、登場人物の中にも特に悪い人もいなく、坦々と日常が過ぎていく感じ。その中で静かに男女二人の年齢差愛が深まっていくという所か。
長谷川博己と…
「反戦」とかそういう類いの映画ではない。
戦争の善し悪しという明らかすぎる問いは、もはや荒井晴彦の興味ではないのかもしれない。
戦時中という常に緊張状態にさらされている状況。
銃後であっても、やは…
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