不覚にも、ラストシーンに感動してしまった。
監督自身のインタビューやいろんな記事を見るにつけ、この映画は自身の投影だという思いが強くなる。
というより、ラジオで高橋源一郎が指摘したとおり「そう…
ジワジワと沁みてくる作品。
見終わって直ぐに感想をかけるような作品ではない。
内容としてはめちゃくちゃ重いし、やるせない。しかし、ラストの清らかさは秀逸。
みなさん言ってますが、やはりセリフが良…
このレビューはネタバレを含みます
橋口監督の流れゆくものとみずと人たち
PG12指定。原作、一部編集、脚本、監督橋口亮輔。
ぴあ出身、人間対人間の衝突にこだわり、性にからめとられた男女を写し続けてきた寡作だか、毎回確実な感情ドラ…
ある境遇にいる人には、これほど大切な作品はないと思う。
だけど、今の自分とはすれ違うだけの作品だった。
主人公の3人は、弱い人に見えて、とても強い。
アツシのように、大切な人のために自分はあそこ…
漸く観た。
「恋人たち」の生きる様。それぞれがそれぞれにどうしようもない、どうすることもできない問題を抱えている。それは目を逸らすことも、逃げ出すこともできない。
だから生きる。生きるしかない。
…
感想は大体賞賛してる方達と同じなので、狭い所を謂わせて下さい
会話全部が素晴らしいと思いました。
一例
瞳子が書いた小説を読まれた所
「なんで姫が下痢ばっかりするんだよー」
「もうそこまで読んだの…
寝不足で観ても全く眠たくならないのは良い映画。
そして想像したより笑えた。
初っ端の独白パートから、ああこれは俺のツボのやつだ思った。またこういう系か。そしてその主人公を演じた篠原篤という32歳で事…
現代日本の、生きづらい人たちの物語。自分も生きづらいから勿論分からなくはない。涙したシーンもある。
でもこの映画に漂うどうしようもない突き抜けられなさが引っかかってしまう。日本社会、病みすぎなんじゃ…
このレビューはネタバレを含みます
光石研には笑った。あのシーンはまず登場の仕方からしてステキなんだが、その後何度やってもうまくいかないというのが良い。やはり映画のシャブ中は良い。
法廷に現代社会の歪みを集結させていた『ぐるりの…
とにかく役者がとても良かった。生々しい。
日常をかき集めたような映画。でも、きれいなところをきりとったようなものではなくて、しっかりと目を背けたくなるような現実を描いていていた。ひどい人間もいれば優…
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