小津に限りなく寄ってるようで、成瀬だなあってなる映画。夫婦の不和をすれ違いのワンショットで見せるのは流石。映画史上まれにみるクズ旦那に、堪え忍ぶ原節子の泣き笑いの顔が凄い。起こっていることはえげつな…
>>続きを読む今作の原節子さんは人妻役。
相変わらず女性の生きづらさを描く成瀬監督のドラマは見応え十分。
客として入ってきた男の帽子やコートを秘書の女性がいちいちかけてくれたり、家に帰ってきた義父や夫のコートや…
● '8/上旬〜『名匠 成瀬巳喜男の世界』名画座上映
(初公開: '54 1/15〜公開)
〇'05 8/26 DVD発売及びレンタル
〇'05 8/26『成瀬巳喜男 THE MASTERWORKS…
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〖山の音〗
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傑作なのでほんとおすすめです。
なんと言っても原作は川端康成。『雪国』か『伊豆の踊子』しか知らないんだけど、これも有名な作品みたい。
主役の中年サラリーマン。同じ会社に勤…
2018年1月7日
原節子ってそんなに綺麗だとは思わないけど、スクリーンで見せる笑顔、立ち振る舞いは、不思議な魅力というかオーラを感じてしまう。
川端康成同名小説で鎌倉を舞台に家族内の醜い部分が…
おずれ、おづれ、小津れの成瀬、小津の家族とは明らかに一線を画す成瀬が描く崩壊。とにかく上原謙がガチクズだし、原節子がひたすら不憫すぎるが、あらゆる感情にすれ違いが生じ、人対人がまったく噛み合っていな…
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