これはゴダール作品の中で最も常軌を逸した作品なのでは?
パリに住むブルジョワ夫妻が実家のある田舎町へ向かう道中に待ち受ける狂気と悪夢。
…プロットはこうサラッと済ませられるのに、ディテールは一筋…
ゴダールの作品を見終わった直後に、「あー、面白かった」なんてなることはほとんどなくて、自分の教養のなさを恨んで悲しくなることが大半。
引用箇所や歴史を調べて、それぞれのセリフの意味を理解していったと…
ゴダールで一番好きかも。普通に表層的に見ても笑えるぐらいに面白シーンがある。相変わらずに喧嘩ゆうかアクションシーンはポカスカみたいな漫画的やし、車を文明の記号として使い、車による事故や渋滞といったの…
>>続きを読む欲望と思想にまっしぐらで、その他のことには無関心な人間ばかりが登場する
死体を見ても無表情
あれこれ殺すのも無表情
秩序を乱し普通の人々を死に至らしめるのは、彼らのような種類の人たちだというのだろう…
このレビューはネタバレを含みます
渋滞、クラクション、叫び声、道に横たわる死体、潰れたものや燃え盛る車、暴力、略奪、銃で脅す人々、動物の虐殺...。
"ブルジョアの恐怖には、恐怖を"
観ていて不快な映像しかないこの作品は一体何な…
Week-end, un film de Jean-Luc Godard. © 1967 Gaumont (France) / Ascot Cineraid (Italie).