ブルジョワの転落を皮肉りつつも、テーマを掲げたり美学に走ったりせず軽快で不快な活劇に仕上げているのがゴダールらしいかも。でも取り留めのないドラマと画面でやっていることがひたすら乖離するという内容を把…
>>続きを読む追悼 ジャン=リュック・ゴダール
映画にハマり始めた中坊の頃から愛してきた希代の名監督が亡くなった。齢92歳。
追悼の意を込めて選んだ作品は、過去のゴダール作品を葬り去るほどの強烈な作品でした.…
1967年 仏/伊映画。監督・脚本ジャン=リュック・ゴダール。パリの高級マンションに住む夫婦は妻の両親を殺害して遺産を得るために、車で田舎へ向かう。交通事故の大渋滞に巻き込まれるも数奇な体験をしつつ…
>>続きを読む長回しの大渋滞。鳴り響くクラクション。耳障りで募るイライラは続く。
道路に溢れ、事故を起こし、人の命を奪っていく資本主義の産物、自動車。
他人の迷惑顧みず、人の命すらも奪い、エルメスと保険金の行…
物語性の否定というハイコンテクストなの?
俺の脳ではついていけず…。
暴力とユーモア。
映画でしかあり得ず、ただ、映画こそが人生だと。映画とは何ぞ。
こんな週末は過ごしたくはないぜ。
ただ、ゴダール…
久しぶりに見返し。
渋滞の長回し横移動撮影は何度見ても発明だと思う。
が、それ以外のシーンはあまり好きでもない。途中、さまざまな出会いがあるのはブニュエルの『銀河』を想起させるけれども、『銀河』の方…
追悼ジャン=リュック・ゴダール監督。
正確ではないかもしれませんが「映画について書くこと、批評することは映画を作ることと同じである」と批評家時代のゴダール監督が言いました。
私の好きな言葉です。
映…
Week-end, un film de Jean-Luc Godard. © 1967 Gaumont (France) / Ascot Cineraid (Italie).