1951年、日本、ドラマ。
骨董商の慎之介(堀雄二)は見合い相手を姉のお遊(田中絹代/妹の付き添い・若後家)をお静(乙羽信子/妹)と見間違い惹かれてしまう。姉の慎之助への恋情を感じ取っていたお静は…
カメラの動きと俳優の動きと構図がばしっと決まる。この演出を支えるのがセット。セットの場面が始まると来るぞ来るぞと期待して、必ずそれに応えてくれる。神。また、田中絹代と乙羽信子の衣装が見事だと思ったら…
>>続きを読む冒頭から移動撮影めっちゃ飛ばすなあ。
しかしストーリーはあまり自分には合わずのめり込むことは出来なかった
色々な人が言ってるような気もするけど本作はやっぱり構図。
溝口健二の構図と言うと斜め上か…
このレビューはネタバレを含みます
50年代邦画、溝口健二作品であり
田中絹代さん主演でもある
他の作品に出てくる時も思ってたけど
声が特徴的で
正直古すぎる映画だからかパッとみの見かけでは女性陣がたまにわからなくなるんだが
声で…
相変わらずカメラワーク自然。
人物の動きを丁寧に遅れて追っていて、予定調和感がない。
自分は長回しならなんでもありがたがるタイプではないけど、溝口さんのは一番良いと思う。
ただボーっと撮っているの…
原作は谷崎潤一郎の「芦刈」。
相手の気持ちに気づかないふりをしているサディスティックな姉と自己犠牲に酔いしれるマゾヒスティックな妹、そして何も決められない意志薄弱な男の三角関係を描いた物語。
溝口作…