冒頭のお見合いシーンの奇跡的な構図を生み出した計算され尽くした精緻なカメラワークが賞賛されるのには頷ける 構図もバチっとキマっててかなりイカすのや が、どーにも惹きつけられんかったのは本が合わなかっ…
>>続きを読む骨董商の慎之介は見合い相手のお静に付き添ってきた姉のお遊に惹かれてしまい、一方で姉の幸せを願うお静は形だけの妻となることを受け入れ、慎之介とお遊を近付けようとする。慎之介、お静、お遊による奇妙な三角…
>>続きを読む1951年 大映京都 モノクロ 93分 スタンダード
*ホワイトノイズ多く聴き取りにくい部分多し
溝口健二が巨匠の一人であることは確かだけど、これはダメだなぁ。
まぁ、すでに色んな方が、もう年増…
悲しいですね。悲哀が作品全体に広がっている。
愛する人が違っただけでここまで悲しいのか。三人ともが絶妙にすれ違い、手に入れることができたはずの幸せも逃してしまっている。静さすがに優しすぎるよ…。
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このレビューはネタバレを含みます
・事前にこの映画に関する解説をちょこっと読んでいたので話より技術面に目がいった
冒頭姉妹で訪れるシーンから既に主役であるはずのお静さんの顔を意図的に見えないようにし、慎之助が既にお遊さんしか見えて…
確かに計算され尽くされた長回しカットは美しいのだけれど…脚本が乗れなかった…
前半は美しく楽しいシーンが続くんだけど後半はそもそも何故しずがあそこまで滅私奉公で姉に尽くすのか腑に落ちないし男も殻に…
煤けた障子の向こうに見える庭の立ち木が若葉をつけている。床の間で産褥に苦しむお静は、東京に越してからげっそりと痩せこけた夫に、かつてあの京都の格式高きの旅館で取り持たれた見合いで目にした若葉のことを…
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