ホロコーストを題材とした映画の中でも、NO.1と言っていいぐらいのリアリティ。スゴイ!
ただ、以下は私の個人的な趣味であるが、撮影方法が好きじゃない!
あれだけのセットと、役者とエキストラを使いなが…
「息子」の埋葬にこだわることで「生きている証」を求めたかったのか、「生きている証」を求めるために「少年」の埋葬にこだわったのか。
モノトーンの世界に、唯一の鮮烈な「赤」。
「600万分の1」の死では…
仲間のゾンダーコマンドが言った、『殺されるぞ!』に対してサウルが言った『死んでるのと変わらない』という言葉がずっと脳裏に焼きついたまま。
『これで生きてるって言えるのか…』とも、とれる。
彼にと…
怒号、悲鳴、壁を叩く音、銃声。
音楽はほぼ使われていないけど耳に残る音
画面の大半をサウルが占めてるにもかかわらずその端で映る地獄。なんて無慈悲なことか。
視界がぼやけ、身近なものだけが鮮明に映る。…
地獄のような状況下では人は自分が生きる為ならば何でもするエゴイスティックな存在。その贖いを全うしようとするが如く子供の弔いに奔走するサウルの姿もやはりある意味エゴイスティックである。スタンダードの狭…
>>続きを読む観てきました。
ホロコーストを題材にした映画、そしてユダヤ人の強制収容所を舞台にした映画は色々あると思うけど、
自分が観てきた中ではこの映画が一番宗教色が強いと思う。
主人公はユダヤ教の熱心な信者で…
1944年アウシュビッツ…〈シャワー室〉に同胞を黙々と誘導するユダヤ人がいた。彼らは特務員ゾンダーコマンド。収容所の囚人でありながらナチの汚れ仕事を肩代わりする者たちだ。その一人、ハンガリー出身…
ほぼ最初から最後まで表情を変えないサウルが最後に見せる少年への笑顔。正式に埋葬しようと収容所の中を危険をおかしてまでラビを探し続けるけれど、あの少年が本当の息子であったのかも疑問が残る。ただ自分の死…
>>続きを読む『サウルの息子』をシネマカリテにて。第3者目線を排し、主人公の目線そのもののカメラワークを敷く本作。「主人公目線の映画」とはよくよく言われることだが、これはほんとに技法として主人公の目線そのものがず…
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