人生タクシーに投稿された感想・評価 - 10ページ目

元々ドキュメンタリー好きだし、「ドキュメント72 時間」風のこの作品は期待度MAX、超前のめりで見始めるとすぐ、え？何これ？と心躍った。次第に、ん？これドキュメンタリー？虚構？どっち？…ってなるが、…

イランという国がそんな弾圧をしている国だということは知らなくて、
「この監督、映画作れないからタクシー運転手のフリをして映画を作ったらしい」
みたいなのがこれ。
すべて仕込みであるが、映画の海賊版D…

イランのジャナル・パナヒ監督。映画制作を禁止された監督がタクシーに乗ってゲリラ撮影された映画。それだけのシンプルな映画なのだが、例えば山下敦弘監督の「リアリズムの宿」のように低予算小規模の0地点から…

嫌味無く痛烈でもないがそれだけに響いてくるいい反体制映画だった。
パナヒ監督がタクシー運転手になり様々な人を乗客として乗せる。その乗客を通してイランの問題点をつきつける。死刑問題や貧乏なための治安の…

清水宏、アッバス・キアロスタミ経由←

最小限で最大限の映画的豊かさ、面白さを引き出すパナヒ監督に脱帽。下手に予算だけをかけたアクション大作よりもある種よっぽどスリリングで目が離せない映画とも言える…

すごいよこれは。。！イランの現状、日常、20年の映画撮影禁止を逆手に取った手法、アイデアがこの縛られた中から出てきてて、監督ってこういう人のことを言うんだな。と感心した。出てくる映画ワード、ウディア…

時にカメラの存在を強く意識させるし、逆に全く感じさせない瞬間もある。カメラの位置を手で修正するときや、「映画を撮っている」ということを乗客に指摘させるとき。
一番反権力的なセリフ(イラン政府が映画の…

「区別」がテーマの作品。序盤はコメディタッチで、徐々にメッセージ性が強くなる。コメディのシーンもよく見ると皮肉になっている。タクシーが車上荒らしに遭うラストシーンが一番の皮肉。理想はあっても現実は厳…

タクシーのフロントガラスからテヘランの街の息づかいがありのまま映し出されるドキュメンタリー風味の不思議な作品。万人受けする娯楽作品ではきっとないだろうけどテレ東の『家つい』や『72時間』好きな自分は…

• #アッバス・キアロスタミ