『私、あなた、彼、彼女』(1974)初鑑賞。あまりに赤裸々な恐るべき傑作だった。24歳のアケルマンが自身をさらけ出したセルフポートレイトのような小品だが、センスがとても良くて、個、女と男、女と女の関…
>>続きを読むいやすごすぎ。だれもこの時間配分で映画を撮ろうとはならないしこの構成で映画に仕上げることは出来ないだろうなと。喘ぐような生々しい性と生の標本。
アケルマンてこの時代にしてはありえないくらいクィアな映…
常に変化は続行してるのに、居心地良くなってんだか悪くなってんだかな1人の時間。実在するのか分からないあなたに綴る言葉。彼の話を何も言わずに聞いてるときの視線や微笑み。彼女との熱い交わり、だけど朝を迎…
>>続きを読む1人きりで過ごす部屋に「あなた」はいないが、その後ヒッチハイクでトラック運転手と、やがて女性2人の部屋へと。タイトル通りの構成で、とてもシンプルな一人称の旅だった。
どれも長いショットで断続的に場面…
シネマメンバーズにて、シャンタル・アケルマン監督の5作品を順番に鑑賞。
タイトルの通り「私」から「彼女」に至って最後まで観終わった時、この主人公はもう一度「私」の孤独に戻って、同じサイクルを延々と…
剥き出しの人間性。
恐れを知らぬ構成。
シャンタル・アケルマンの前衛的な芸術性。
“私”が自分で自分を見つめた時
“あなた”(傍観者)から眺められた時
“彼”に見下ろされた時
“彼女”に見つめられ…
狭い部屋の中、半裸のままで、砂糖を貪りながら字を書き連ねる前半から一転、後半は男のトラックに乗り、アメリカン・ニューシネマ的なロードムービーへ。男に対しては全くノリ気ではない性愛シーンに対して、ラス…
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