フェミニズム映画としての男性中心的な性的交わりと、画面に堂々と映し出される女性同士の交わり。これは、見終わった後にレビューや解説をみて、なるほどと腑に落ちた。私、あなた、彼、彼女であると。
ただ、…
男との車内でアケルマンがフレーム外に押しやられた時間、次に女の部屋で彼女の横暴な振る舞いをみたとき、あのときフレームの外にいた身体が一気に襲いかかってきて、その後のトレースし合うようなベッドシーンは…
>>続きを読む同一屋内に終始する第一部と第三部はしんどかったけど、第二部はトラック内から、ダイナー、駐車場など空間的な広がりもあって興味が持続した。観る者の居心地を悪くさせるしつらえと、映画への配慮が同居している…
>>続きを読む【愛することへ折衷するジレンマ】【シャンタル・アケルマン映画祭2023】
■あらすじ
アケルマン自身が演じる名もなき若い女性がひとり、部屋で家具を動かし手紙を書き、裸で砂糖をむさぼる。部屋を出た彼女…
このレビューはネタバレを含みます
シャンタル・アケルマン特集で観てきました。この表示タイトルとは違って、『私、あなた、彼、彼女』という邦題でしたね。
シャンタル・アケルマンは、ベルギー出身の女性監督で、2015年に65歳で亡くなっ…
アケルマンの内臓を嗅いでるみたい。まだ若い監督の声や笑顔の幼いといってもいいようなあどけなさになんかブンと泣いたり。
全体的にまだ荒削りなんだけど、ベッドで絶えずきこえてくるハミングみたいな唸りみ…
トッド ヘインズの傑作『キャロル』にも実は母胎があったのだ。
一見の価値、あります。
キツイ、ケバイ、キレル
の3Kなど掃いて捨てるほど存在しますが、
ドライ、エロイ、ヤワラカイの
3イは、ザラに見…
人間本質的にはこんなもんだろということがひたすら描かれてるようにみえて最高だった。だいたいの人間はこうでだいたいの男はこうでだいたいの女がこう。みんな怠惰な猿。過ぎ去りもしないし何も起こらない。あれ…
>>続きを読む序盤の廃人パートがあまりに退屈すぎて観るのやめようかと思った。その後はまだ観れたけどそれでも苦痛だった。
トラックの運ちゃんが賢者モードでペラペラ喋り出すシーンは退屈な作品の中でも動きがあるシーン…