一年ぶりぐらいに映画館で映画観た
映画における自然不自然ってなんだろうという気持ちになりました
普段私が観る映画はもっとセリフ量も動きも展開もカメラのカットも多いものだから、それに慣れて退屈だと思う…
このレビューはネタバレを含みます
若い女性がひとり、家具を動かしたり、自身が納得いくまでマットレスを動かしたり。
砂糖を食べては手紙を書き出し、裸でうろうろ。
女性の語りがずっと流れる。
何かを待っているけどそれは明かされない。…
ようやっとお初なシャンタル・アケルマン。冒頭からいきなり孤独と時間を持て余したような28日間、砂糖しか食べてないのとか、途中から裸族で過ごすあけっぴろげのご本人の熱演。部屋からの開放感はあるけど、彼…
>>続きを読む画面に砂糖に私の胸中にと、とにかくザラザラしてる。私の奇行的なまでの色んな飢え、それを傍観するこちら側(多分)との共感するには難しい距離感。からのプレイに始まり色々薄まった感じの小さいマーロン・ブラ…
>>続きを読む伸ばした首、曲げた膝、息を吸うたび膨らむ胸、あなたの持つ心がどんなかたちをしているのか知りたくてただみえている体をみつめている。あなたのからだが彼と彼女を通り過ぎ、わたしのところまでその温度を波打た…
>>続きを読む見も心も裸になって自らの恥部をスクリーンにさらけ出すアケルマン。その赤裸々な告白は見ているこっちが目を背けたくなるほどこっ恥ずかしくて清々しい。部屋に籠もって外の世界のことなんかどうでもよくなって、…
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