最初、時間を優雅に使う点はきっと平田オリザさんの開演前のあれかな。
オリザさんは役者への演出がものすごーく細かいそうで、映画を観た際には「深田もうちょっと丁寧に演出してやれよ!」と思ったそうな。
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原発事故によって放射能に侵される
近未来の日本
ターニャとアンドロイドのそばから
避難と死によって離れていく人々
話の内容はとてもリアルで
見ていて辛い場面もあるが
ゆったりと優しい映像が続く
ア…
深田晃司監督の作品は、やっぱり物凄い映画的喜びをわたしに与えてくれる。冒頭の自転車長回しのシーンで光る秋の草とか。朗読される谷川俊太郎の「さようなら」とか。至る所で泣きそうになってしまう。画面一杯に…
>>続きを読む叩かれてるけど実はかなり好きな作品。平田オリザの名作戯曲の映画化。寝なかったよ、僕は。ゴダールでなれたからね。
インディーズ的なノリかと思って見に行ったけど、そういうわけではなかった。ジェミノイドF…
震えた。まさに21世紀の死を想う映画。
途中、ちょっとダレるのが減点だったけど、それさえもその後のラストを際立たせるための必要な時間であったのはわかる。最後の30分ほどは歴史に残る場面。
人を選ぶ…
好きでした。
とにかく美しかった。
死が充満している。
世界が終わる静寂がきこえる。
恐ろしいことが起こっているはずなのに、画面には特別なことは何も起こっていないようだ。そこが放射能の恐ろしいところ…
(C) 2015『さようなら』製作委員会